あに いもうと

今週月曜日、ТBSテレビで放送された「あに いもうと」を録画しておき、今朝再生して観た。

室生犀星が1943年に書いた同名のドラマ化で、過去にも何回となく映画やドラマ化されていた。

今回は大工棟梁一家を中心に仕立てた現代版だが、石井ふく子プロデュース、山田洋次脚本によるもので、さすがドラマのТBSを彷彿させる秀作であった。

特に笹野高史の父の古稀のお祝いの日に、大泉洋の兄と宮崎あおいのいもうとが壮絶な兄妹喧嘩をするシーンは、何故か涙が溢れて止まらなかった。

僕には妹はなく、姉も産後間も無く亡くなってしまった事から、兄妹愛には縁が薄かっただけに、お互いに想い会いながらも口や態度に吐き出してしまう事が羨ましく感じた。