関ケ原

今日は県版画協会の総会・表彰式・懇親会が静岡市で開催される事になっていた。


この協会の会員となってからは殆ど欠かさず出席していたのだが、初回以降 表彰も受けないのに参加している事への虚しさと昨年懇親会で気分を害した事もあって 今年の出席は当初から欠席する事を心に決めていた。


今年は僕らの「グループ版」で3つの大きな賞を受賞していただけに 表彰式だけでも出席してあげようかとも思ったが、どうしても前向きな気持ちになれなかった。


そんな訳で今日は昨日から封切された話題の映画「関ケ原」を観て来た。


テレビCMの効果もあってか映画館は久しぶりに5分の入りだった。


司馬遼太郎の原作を沼津市出身の原田眞人監督が映画化したものだが、はっきり言ってあまりお薦め出来ない映画であった。


役所広司の家康はぴたりはまり役であったが、岡田准一石田三成役は数年前のNHK大河ドラマ「黒田勘兵衛」と重なってしまい、イマイチ三成の悲壮な想いが画面に出て来なかった。


また、原作にない女忍者初芽役の有村架純は全くのミスキャスト。これも朝ドラの「ひよっこ」のイメージが強すぎるし、第一女忍者はこの映画に必要だったのか・・・


この他、合戦シーンは武将が鎧兜なので東軍西軍どちらの武将かがハッキリとせず、また全体的に早口で何を話そうとしているのかが聴き取り難かった。


上・中・下の原作3巻を2.5時間で見せるところに無理があったと思う。