逆転の発想・・・

8/15日のこのブログで版画「金剛菩薩像」の失敗作を恥も外聞もなく紹介してしまったが、その後この作品の摺りを何とかうまく仕上げたいとの想いに駆られていた。


黒の下地に黄金色を重ねること事態に無理があると自らに言い聞かせ、下地の黒に拘らず、寧ろ下地を明るい色としたらどうなるかと思い付いた。


逆転の発想とは大袈裟であるが下地に淡い色を、線彫りした菩薩像の版に濃い目の色を重ねたらどうなるかと思いついた訳である。


前の日に黒地と黄金色の板を色が取れるまで洗い出し乾かした後、昨日の朝から下地をグレー、菩薩を赤茶色を使って摺りなおしてみた。


この結果 心配していた剥がれや溝部の溜まりも殆どなく自分としてはまぁまぁの仕上がりとなった。