利休

土曜日毎に参加している座禅の会に今朝も参加して来た。


何時もの様に30分の座禅が終わり、鐘楼に移動して「般若心経」を唱えながら鐘を突いた後、茶の湯の席で和尚が指導している方の御点前による抹茶を頂いて来た。


このお茶席で和尚より歌舞伎や能などの日本伝統文化は全てこの茶の湯がベースで、然も現在の侘・寂の源は利休が創り上げたものだと何度も教えてくれていた。


利休についてはある程度の認識はあったものの、もっと掘り下げて知りたいと思い、帰りに図書館の映像コーナーにより、映画「利休」を視聴覚コーナで観て来た。



2時間以上の大作ではあったが秀作で、特に利休を演じた三国連太郎が素晴らしかった。また映像と言うかカメラ構成も良かった。


ただ、利休が何故最後に自刃したのかがイマイチ分かり難かったので、家に帰って来てから家内のアイパットを使い、You Tubeで「本覚坊と利休」と言う映画を見つけたので1時間48分の映画も見てしまった。


これも秀作で利休没後30年近くたった後、利休の一番弟子だった奥田瑛二演じる本覚坊が織田有楽斎(萬屋錦之助)との出会いの中で、なぜ利休(三船敏郎)が自刃したのかを突き詰めて行くと言う内容であった。


三船敏郎の利休は三国連太郎を見ているだけにミスキャストと思ったが、奥田瑛二萬屋錦之助は見事であった。


2つの映画ともお茶を点てるシーンが何回も出て来るのだが、和尚が指導されている方への教え方や心の持ち方などが全く同じだった事に、改めて和尚の見識の深さを見直してしまった。
(3分間)
(1時間48分)