関寺小町

以前にも書いたと思うが、30代のころ本社出張の際 引き立ててくれていたある部長から、国立劇場で公演されていた文楽鑑賞会に連れて行って貰って以来、人形文楽に興味を持ち、テレビ放送は毎回欠かさず見ていた。

17日の日曜日14時からEテレの古典芸能鑑賞会と言う番組の中で「関寺小町」と言う文楽が放送され、この時に録画したものを先ほど再生して見た。

初めて見る演目であったが、絶世の美女と言われた小野小町が100歳を迎え、若き日を追憶しつつ関寺の庵に帰る道すがらを文楽にしたものである。

40年程前、まだ脇三味線であった鶴澤清治や足使いの吉田和生などが今回は主役をおさめ至極の芸を魅せてくれたが、彼らを見ていて40年と言う歳月の長さを感じた。
下の動画は放映された「関寺小町」の一部を撮影したもの。