蟻・蟻・蟻・・・・

昨日のブログで、「国際版画ビエンナーレ歴代受賞作品展2007-2017」を観に行って来た事を報告したが、この展示品の中に、壁に這い回っている数百匹の蟻を描いた作品を見つけた。


昨日のブログにこの作品の写真を貼り付けたので一日前に遡って拡大して見て欲しいが、一匹一匹を緻密に描いた蟻をどうやって版にしたのか どうしても分らなかった。


最初 観た時には本物の蟻を捕まえて来て、これを版の上に糊で貼り付けたのではないかと思ったが、一緒に観た仲間から、それはないと一笑されてしまった。


多分 一匹をスタンプにして、これを数百匹分押したのではないかとの意見や、一匹ずつ手書きで描いたのではないかと云う意見もあったが、蟻の脚まで鮮明に描かれているだけに半信半疑で聞いていた。


今日、市内の版画の大家からこの展示会を観て来るよう推奨の電話があったので、先生にも蟻の描き方を訊ねたところ、先生も手書きではないかと言っていた。

やはり手書きと言われるとチョット落胆してしまったが、それにしても時間を掛けた根気ある作品だと思った。