仏像版画

10年ほど前、高野山の仏像展を観に行った時、版画にしてみたいと思い3体の木像の写真を撮って来ていた。


以前版画にしたこの3体の仏像を、今回リニューアルしたのが今回の作品である。


黒の線を強調したい為に印刻法を用いたのだが、木像や背景の色が頭で描いていた様な色にならなかったたり、バレンの押し方がきついのか和紙が剥がれてしまう等がネックとなっていた。


昨日の県版画協会の懇親会において、まだ完成していない下の写真を持参していき、2・3名の方に見てもらい問題の解決にむけて意見を伺った。


使っている和紙のメーカを変えてみたらとか、黒地の上に色を重ねて行く前に白を使ってみたらなどのアドバイスをいただいた。


和紙を取り寄せるには日時が必要だが、白を使うことは直ぐにでもできる事なので、次の摺りの時にチャレンジしてみようと思っている。