今朝のウォーキングで

桜の満開が近づいているとは言え、
4時過ぎからのウォーキングは未だ肌寒く、
しかも暗い堤防上をヘッドライト頼りに歩いている。


今朝この堤防の一段下に
ほのかな灯りが点いているのを遠目に見つけた。


近づいて見ると自転車が倒れており、
積んでいた荷物が散乱している近辺に一人の女性が座っていた。


暗くて顔は良く分からなかったが、
「どうしたんですか?」と声を掛けると「大丈夫です!」と
声からすると40歳近い方から返事があった。


どちらから来られたのかを尋ねると「千葉方面」からだと言う。


暗い中で変な疑いを持たれても困るので
「気を付けて!」と離れたが、
それにしても女性が一人自転車で、
こんな暗い堤防を走っているのは異常としか思えず、
キツネに化かされている様な気分になった。


更に帰路では、
「道に迷ってしまった。街中に下りる道を教えて」と
後から声を掛けられた。


振り返ると小学生位の少年が自転車に乗って追いかけてきた。


一瞬驚いたが立ち止まって話しを聞くと、
「釣りに来たが、波が高いので諦めて家に帰るのだが、
堤防を何処から降りて良いか判らないから教えて!」との事。


丁度僕の帰り道と同じだったので同行して教えて来たが、
この少年はハキハキとしていて好感が持てたものの、
いくらイカ釣りが好きだとは云え、
両親がこんな早くによく家を出したなと驚いてしまった。