美人の方が・・・

電車通勤の朝、何時もの様に最寄駅から会社までの2Kmを
早足で歩いていた時、右側に赤い外車がスーッと横ずけとなり、
「お乗りになりませんか?」と素敵な女性が声を掛けて来た。


必死で歩いていたので驚いてしまったが、良く見ると
何時もお世話になっている同じ会社に勤めている方であった。


一瞬、折角の御好意なので同乗して行こうかなと迷ったが、
会社近くになって彼女に入らぬ噂が経ってはならないのと、
歩く事に慣れていたので丁重にお断りした。


会社でお遭いした時に改めて非礼をお詫びしたが、
何か惜しい事をした様な思いもした。