突然の訃報に

午前中、ある方の訃報の知らせが突然入った。


昨年11月から体調を崩し、3月から虎の門病院へ入院し、
手術後、回復に向かっていると聞いた事から、
僕の版画「希望」を送って退院を心待ちにしていたのだが・・・


それもこの方らしく、会社に迷惑を掛けてはと云う思いから、
11月1日に既に亡くなっていたにも拘らず、
故人の遺言で密葬とし近親者だけで静かに送ったとの事。


この話しを聞いて矢も盾もたまらず、
急遽午後から休暇を取って
この方のお宅がある三浦市へ車で出掛けた。

行きは高速を利用した事から二時間半近くで
自宅近くに到着したものの
車のナビが古い事から番地で探す事が出来なく、
一時間くらい掛けて探したが分からず
最後は奥さんにバイクで迎えに来て貰ってやっと辿り着いた。


遺影の前でお焼香をしている内に、
自分でも驚くほど泣けてしまい、涙が止まらなかった。


奥さんとも面と向かってお話しするのが耐えられない程辛かったが、
ご霊前の前に座っていると、お世話になった頃の思い出が甦って来た。
厚く御礼を申し上げるとともに、
安らかな眠りに手を合わせてきた。
     合掌・・・

帰りは鎌倉・箱根経由で一般道を走って来たが、
逗子から鎌倉まですごい渋滞に遭遇し、
家に着いたのは8時過ぎとなってしまった。