人間失格

この間の日曜日、DVDを返却する為図書館に行った。

この次に何を借りようかと視聴覚コーナーを回った時、
太宰治の「人間失格」の朗読CDが眼に入った。


偶にはこの様な難解と思われる小説でも聴いて見ようかと借りて来た。


早速、パソコンから携帯にダウンロードして
昨日の朝のウォーキングから聴き出した。


太宰治の作品には、「走れメロス」や「斜陽」の他に、この「人間失格」も
有名。一度映画になったりドラマ化された事もあるも、今迄敬遠してきた。

一説には、太宰治の自叙伝とも言われているが、、、、


主人公である大庭葉蔵の、
幼少時代から青春期、そして狂人化して脳病院へ入れられてしまい
人間として失格したのだと確信するまでの物語。

この間、恋人と入水自殺をはかり、自分だけ助かったりするのだが、
小説そのものが一人称で書かれているだけに、理解しがたいところもある。


仲代達也の語りも訥々と平坦な読みにつき、他の事を考えていると
前後のストーリーが結び付かなくなる。


これから四時間半近い長い語りを何回か繰り返して聴かないと
作者の意図が理解出来ないかもしれない。