泣き相撲

一昨年の春。近くのお寺で泣き相撲大会が開催され、遙真君も参加した。

この時撮った中に、遙真君ではないのだが、泣き相撲に相応しい写真があった事から、版画の素材に使おうと前々から決めていた。

2月の初めから作品作りをスタートし、彫りが終了した時点で新しい技法で一度印刷してみたのが、下の写真である。

和紙を主版の上に載せて、凹んだ部分を肩叩きで叩き、凹凸を出して見た。

結果的に期待していたほど凹凸は出なかったものの、面白い作風となった。

立体的と言えないものの少し浮いて見えるが分かるかな・・

この次は、凹んだ部分に紙粘土を圧し付けて、強制的に凹凸をつけてみたらどうなるか・・試みてみようと思っている。