年賀状の準備

今年も年賀状を準備する時期となってきた。

2000年の賀状から版画による年賀状を制作している事から、10年目を迎える2010年の賀状も版画で作ろうと予定していた。

ところが、近頃版画をやっていると腕が痛くなってきている。

年賀状の場合、一色を2回摺りで5色、これを200回続けると2000回以上摺り続ける事になり、朝から晩まで掛けて土・日を2回つぶす事になる。

昨年の今頃も、200枚の年賀を摺っていると腱鞘炎になった様に、暫くは左腕が上がらいくらいになってくるのである。

この為、今年は制作した年賀版画をスキャナーで取り込み、これを筆まめで印刷しようかと考えた。

体の好い手抜きである事は間違いなく心痛むも時間短縮のためにも一度採用してみる事にした。

版木への掘りは今月初めごろからスタートし、すで完了していた事から、今朝は5枚程度摺りを行い、この中から出来の良いものをスキャナーで取り込んだ。

その後、プリンターで印刷してみたが、やはり1枚1枚摺ったのと印刷したものとの違いは歴然となった。