はてなの茶碗?

毎朝、お仏壇にはご飯とお水をお供えしているのだが、最近 湯飲茶椀を載せた小さな三方の上が水で濡れてくるのに気が付いた。

この湯飲茶椀は、白隠禅師生誕250年祭の記念品として贈与されたものなのだが、まさかこの茶碗から漏れるとは考え難い・・・

桂枝雀の落語に「はてなの茶碗」という噺があり、有名な茶道具屋が茶店で番茶を啜っていたところ、何の変哲もない湯飲茶椀からポタリポタリとお茶が漏れるので はてな?と首を傾げて立ち去った。

この様子を近くで見ていた油売り屋が さては値打ちものの茶碗に違いないと茶店から強引に2両で買い取り、この茶道具屋に売りつけたが、ただの茶碗と諭され元の2両+1両で茶道具屋が引き取った。

この話しが口伝で天子様の耳に入り?の箱書きがされ、最後は1,000両と言う高値がついた。

これを知った油売り屋が再度大きな水壺を手に入れ2万両で売りつけに来ると言うオチで終わる。

まさか「はてなの茶碗」ではないものの、何故 茶碗から水が漏れるのか暫く様子をみることにする。