八幡屋 その2

この間 年金基金友の会の旅行で泊まった八幡屋に関し、このブログで記してきたがもう少し詳しく紹介しておく。


母畑温泉は西会津の山奥にあり、湯治客を主とする辺鄙な温泉宿であった。

この地に昔から旅籠旅館として代々受け継いできた旅館のオーナが木造旅館を建て替える時、この山奥にお客を呼び込む為には設備・サービス・料理など一流を目指さなければお客は集まらないと思い一流ホテルとしたようだ。


設備は能登加賀屋の設計師に依頼し、660人収容の8階建てホテルとした。


建物を口の字にフロアを吹抜けとした構造が来客の度肝を抜くと共に、お風呂も7m四方の浴槽を2つ並べたり、露天風呂や麦飯岩風呂など、湧き出るラジューム温泉を有効に活用しているのも人気の一つである。

まだサービスの面でもバスの到着・出発時の仲居さん達の奇抜な送迎は基より、浴室に入るフロアーにはスリッパ用の番号札が置かれているなど随所に気配りがされていた。


料理は夕食もさることながら朝食バイキングもイカサシやマグロのお刺身など他の宿では出されない料理が用意されていた。


この様に何から何までお客様の目線にたった配慮工夫がされているからこそ、リピーターが増え全国的にも屈指の名旅館となったと言える。


事実、宿泊した日は日曜日の夜だと言うのに満室・ダイニングルームも満員状態であった。

動画はフルア吹き抜け部を撮影。天井部には色とりどりの風車が回っているのが分かるかな?