赤ひげ

1か月前ほど図書館に出掛けた時、序に山本周五郎原作『赤ひげ診療譚』の朗読CDを借りてきて、パソコン経由でスマホにダウンし朝のウォーキング時に聴いていた。



ただ、10枚のCDの内、どう言う訳か7枚がスマホにダウンされていなく物足りなさを感じると共に、むかし見たこの映画を観てみたいと思っていた。


youtubeNetflixで探してみたが予告編はあるも本編はDVDを購入しなければならなかった。


ハイキング仲間の一人に日本映画のDVDを沢山集めている方がおり この方に聞いたところ、『赤ひげ』を持っていると言うのでお借りした。


1965年制作と言うから今から50年以上前の黒沢明監督作品で、三船敏郎加山雄三主演の白黒映画である。


江戸時代後期に徳川幕府が設立した小石川養生所を舞台に、そこに集まった貧しく病む者とそこで懸命に治療する医者との交流を描いているもので、今でも鮮明に覚えていたのは、仁木てるみが演じたおとよ役のギラギラと光った瞳と、頭師佳孝が演じたちょう坊役の演技である。


その他、当時の名優が脇をしっかりと固め素晴らしい映画に仕上げている。


この間の『冬の華』同様、お薦めの映画である。