宮本武蔵

図書館から借りてきた「宮本武蔵」のCD3巻をパソコン経由でスマホにアップして昨朝のウォーキング時から聴いている。

スマホには落語等の他に朗読小説もアップしているが、今回の「宮本武蔵」は面白いの一言に尽きる。


と言うのも、語っているのが徳川夢声と言って既に45年程前に亡くなった今様に言うマルチタレントで、特に無声映画時代の弁士では名を馳せて名人。


この為、物語の背景や登場人物の台詞回しなど活弁で培った語り口や迫力が凄まじく、斬り合いの場なども聴いているだけで登場人物の動きが分かるほどで、その情景が浮かんでくるのである。

今朝までは「一乗寺下り松の巻」で吉岡一門の大勢の門弟が武蔵を迎え撃つシーンを、語り口一つ一つの違いで場面が目に浮かぶのである。

子供の頃 テレビがなくラジオから流れる放送に耳を凝らして聴いていた時代を懐かしく思い起こさせてくれている。