起きていた

例の浮浪者の事がやはり気に掛かる。


ウォーキング時に横を通るだけに 見過ごす訳にもいかないのである。


今朝も横を通る前までは無関心を装うと思っていたのだが、
暗がりの中、起きている事がぼんやりと見えたので近づいてしまった。


立ち止まって
「寒くないのか」
「食事は摂っているのか」
「何処へ行こうとしているのか」
「昼間はどうしている?」 など
矢継ぎ早に聞いても無言で下を向いたまま全く無視されてしまった。


今日は健身塾に行く日だったので、会社を1時間早めに退社した帰りに
またまた気に掛かっていたので、車で堤防上を走ってみた。


何時もの場所で下を向くと、下段の堤防上に起きていて
何やら荷物の整理をしているところだった。


暫く上から眺めていると、ナップザックの様な物の中から、
パンとかペットボトルを出していた事から、
食事はしっかりと摂っているようなので少し安堵しながら帰って来た。