一週間目

毎朝のウォーキング時、折り返し地点手前の堤防のコンクリート上に
まだ20代と思われる若者が一週間前から寝ているのを見掛けている。

一週間前 真っ暗の中、ヘッドライトの明かりが黒い物体を照らしたので
寝ている横を恐る恐る通り過ぎていたが、最初は微動だにもしない事から
もしかしたら・・・と思い怖かったのだが、
翌朝からは寝ていても身体の位置が変わっているので生きていると安堵した。


それにしても若い者がまだ11月とは言え、朝晩の冷え込みが厳しい中、
コンクリート上に薄手のシートをひいただけの上で寒くないのかと心配である。


昼間はどうしているのか分からないが、
ヒッチハイカーならば一週間も同じところで寝ているわけがない。


周囲にはビニールシートを被せたリュックや 何故か丸椅子が転がっているのだが、
まさか、昼間はこの椅子に座って 時の過ぎるのを待っているのであろうか・・


お金は持っているのだろうか?食事はどうしているのだろうか?と
思いを巡らしているのだが・・・


いっそおまわりさんに知らせた方が良いのかな・・