昨日の落語

昨日このブログを書いた後、あるお寺の「じぞう落語会」に行って来た。


この会は既に100回以上開催されており、今回は104回目となっていた。


受付開始の16時30分にお寺へ行くと、既に本堂の中には
赤い毛氈の上に分厚い布団が敷かれ。右には「春風亭一之輔」と
出演者の名前が張り出されていた。


この落語家は21人抜きで真打昇進を果たしたと言う有望な若手!
と言っても34歳で子供が既に3名いるとか・・・


17時から始まった噺は、一席目は泥棒の噺でこれは余り面白くなかった。

10分の休憩を挟んで2席目は古典落語の「唐茄子屋」であった。


この唐茄子屋は志ん生師匠の18番で 僕もアイホーンに保存している
落語全集の中で何回も聴いていた。


話し始めて直ぐに唐茄子屋と分かったが、彼にこの噺が出来るのかと
不安を過ったものの、一之輔の噺は素晴らしく、喜怒哀楽をじっくりと聞かせてくれ
最後の見せ場は観客の涙を誘う程であった。


集まっていた150名程度の観客から割れんばかりの拍手喝采で〆となったが
木戸銭1300円以上の徳を得たと思った。