彫りが完了

新しい試みを採用した新作の彫りがすべて完成した。


今回は、黒の原版はアクリル板にルータで彫った凹版とし、
この溝に黒の油性絵具を充填してから表面に付着した絵具を拭き取ったあと、
和紙を載せて刷り上げる方法を採用してみた。


この方法だと彫る作業が簡単でしかも細かい線を摺り上げることが出来るという
メリットがある反面、プレス機を使わないと上手く色が出ないと言うデメリットもある。


プレス機を使えば良いのだが、大きな版に付き、どこにでもある訳ではなく、
静岡県立美術館などで借りるしかないのである。


ある方にプレス機の代わりに木ハンマーで叩く方法もあると教えてもらったので、
この方法で試しに摺ってみることにする。


今日からの3連休を利用して次女家族は長野県の方へスキーを楽しみに出掛けて行った。