海の友情 その2

大先輩から借りている阿川尚之著の「海の友情」を読み始めて
やっと150頁まできた。


じっくりと時間を掛けて読もうとしても目は疲れてくるし
内容を理解する為に元に戻って読み直ししている事から
遅々としてページが進まない。


それでも面白い作品である。


この本で始めて知ったのは、日本は憲法9条で戦争を放棄しているのだが、
実は朝鮮戦争の時、アメリカ海軍からの要請により魚雷爆破を目的に、
海上自衛隊の掃海部隊1500名と掃海艇を派遣し
戦争に参加していたのである。


事は隠密裏に進められ歴史の中に埋没されそうになった時、
新聞社が嗅ぎ付けて公然となったようだ。


現在、憲法9条の見直しが取りざたされているが、
昭和25年当時、既にこの9条は無視されていたのには驚いてしまった。