あなたへ

火曜日の本日は、会社に出社しない初めての日であった。


どうも孫達が学校へ行くのが不思議に感じる程、
今日が土曜日か日曜日の様な感じがしてならなかった。


これからはこう云う日が度々訪れる訳だから、
余りお金を掛けずに一日を過ごさなくてはならない。


と思っているのとは裏腹に、
お昼前に知人の個展を観に行ったついでに、
先週土曜日から封切りされている高倉健主演の映画
「あなたへ」を観て来た。


脇役を含め演技・脚本とも中々の秀作であった。


ただ、81才を過ぎた高倉健が60代の男臭さ役を
見事にこなしているのだが、
腰の曲がりや歩き方、手の甲の皺などは
やはり年相応にしか見えず、少しガッカリ・・


僕も他人から見ると凄く年寄りに見えているのかも。。と思うとゾッとした。


ラストの佐藤浩一とのシーンでは涙で顔が
クシャクシャになってしまい、
終了後に会場から出て来るのが恥ずかしかった。


ストーリーを紹介する訳にはいかないものの、
散骨は船上から撒くものと思っていたが、
小さな塊を少しづつ手で掴み、そのまま海に浸けて
行くのが印象的だった。


僕も子供達には、
前々から散骨を望んでる事を伝えてはあるものの、
今回の映画のシーンの様に、
小さな塊が真っ赤な夕日に染まる海面から
静かに碧い海へ沈んでいくを観ていると、
自分の思いが間違いではなかったと改めて感じた。


ただこの映画を観て、散骨希望者がどっと増え、
法的な規制が掛かってしまうのではないかと
心配もし出した。
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