MOA美術館

昨晩の忘年会の席である方から
熱海のMOA美術館で「吉田博」の版画展を開催していて
凄く評判が良いと教えてくれた。


帰ってきてホームページで調べてみたら
何と今度の土曜日(24日)で閉館という事を知った。


明日は出社日だし、
土曜日は用事があるのでどうしようかと案じていたが、
今日午後からは仕事もひと段落着くので
急遽午後休暇をとってMOA美術館に行ってきた。


熱海とは近い割りにMOA美術館は
宗教色が強いと思って敬遠していたのだが、
初めて館内に入りその施設の素晴らしさに
ただただ驚嘆するばかりであった。


更に65年位前74歳で亡くなっていた
「吉田博」なる版画家が存在していた事も
恥ずかしながら知らなかった。


百点近い作品が展示されていたが、
100回近い摺りを重ねていると言われるだけに、
昔の浮世絵版画とは比べものにならないほど
繊細でしかも重厚感のある作品ばかりで、
今まで版画作品は数多く観て来たが
これほど深い感銘と胸躍らせた事はなかった。


思い切って午後から休んで観に来た甲斐があった。
下の写真はMOA美術館内の一廓に展示されていた
豊臣秀吉が建立したと言う「黄金の茶室」を
バックに撮影したもの。