国定忠治

先週の日曜日に図書館からDVDを三枚借りて来た。


この中の一つ、昔の新国劇の流れを組む「劇団若獅子」が
結成二十周年記念公演として発売したDVD「国定忠治」を観た。

四時間近くの長丁場の芝居であったが、中々面白かった。


国定忠治は実在の人物だった様で、最後は赤城の山で大勢の取り手に囲まれ
討ち死にしたのかと思っていたが、この芝居における忠治は
大酒が元で中風に倒れてしまい、
子分が忠治を守る為に取り方を相手に闘うのを苦い思いで眺めているだけで、
最後は子分を助ける事も出来ずに
無念にも捕らわれて行くと云った筋書きになっていた。

新国劇の流れを組むだけに、最後の大立ち回りの殺陣シーンは迫力があり、
約10分間は「息付く間もない」と云う表現がピタリであった。