●子供がいた!
朝のウォーキング中、折り返し地点近くになると何時もの様に三毛猫が餌を食べに来た。
今朝は家にストックしてあったなけなしの缶詰を持って行ったので、缶詰の半分とキャットフードとを一緒に出してあげたところ缶詰だけを選んで食べていた。
折返し地点から戻ってくると贅沢にもキャットフードを残したままにして既に離れていた。
暫く歩いていると、堤防の下にあの猫が横たわっており、しかも三匹の子猫が一生懸命におっぱいを吸っているではないか!
あの猫がメスだとは気が付かなかったし、まして母猫だとは思いもよらなかった。
母猫にしては痩せ細っていて十分に乳が出ないのか子猫は泣き声ひとつあげないでむしゃぶり吸いついているのだが満足に出ていないようで、上から見ていても何か痛々しい。
他の猫にもあげようと思って分けていた缶詰を全部あげてしまうべく、堤防を降りて子猫のそばに近付いて行ったのだが、本能的に危険を察知したのか直ぐに母猫から離れて逃げてしまうし、母猫は今迄見せた事のない様な唸り声をあげて、僕を睨みつけていた。
仕方ないので近くへ缶詰の中身を出しておいて来たが、暫くは警戒してかこの餌にも寄りつかなかった。